果肉の赤いりんごができるまで

品種育成者について

　名前：吉家一雄(よしいえかずお)

　　畑：長野県中野市厚貝

　職業：農業・育種家

　経歴：農業大学校を卒業後24歳で実家のりんご農家を継承。1992年、自家の畑から王林の突然変異を発見し「たかいこがね」と命名し品種登録。

以後積極的に新品種の育成に取り組むようになる。

1994年頃から始まった交配の結果、1999年に「いろどり」を選抜。そのあと「いろどり」との掛け合わせ300種から「なかののきらめき」「なかの真紅」「ムーンルージュ」「炎舞」を選抜。2014年に品種登録。

吉家さん談　(参考文献より)

農業大学校時代に観賞用の果肉が赤いリンゴを目にし、割ったときのきれいな赤色のインパクトに魅力を感じていました。

しかし果肉の赤いリンゴで食味が良いものはほとんど流通しておらず、それなら自分が作ろうと考えたのです。

観賞用や加工用の果肉が赤い品種の苗木を取り寄せ、長い時間(※おおよそ20年)をかけてコツコツと育種を進めてきました。

赤い果肉のりんごができるまで

1994年頃

1999年頃

2014年

ピンクパール」と「秋映」を交配。

「ピンクパール」×「秋映」の株が初めて結実。

「紅玉」×「ピンクパール」から「いろどり」を選抜。※1つ目

「いろどり」×「王林」から「なかののきらめき」を選抜。※2つ目

「いろどり」×「ふじ」から「なかの真紅」「炎舞」「ムーンルージュ」を選抜。※3〜5つ目

その後、中野市の畑にて突然変異が起こらず、安定して中まで赤い実がとれるかを確かめた上で出願。

参照元　　メディア関連リンク

(2009)読売新聞(TB)

(2014)アメブロ：中野市（長野）の果樹農家が５品種品種登録申請

(2014)信州中野のおいしいりんご

(2014年) JA須高フルーツセンター：赤いシリーズ！

(2015年) JA須高フルーツセンター：赤果肉りんご

(2015年)赤い果肉、中野市産リンゴＰＲ　道の駅で18日「マルシェ」

(2016年)NHK 収穫の秋　「驚き！新種のリンゴ　～長野　中野～」

(2016年)長野県りんごの日（11/22・いいふじの日）SBCラジオ

(2016年)JAながの須高フルーツセンター生産者ブログ

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